勝利よりも、サッカーよりも、大切なもの
鹿島アントラーズがタイトルから久しく遠ざかっていた頃がある。
その谷底から這い上がるときに、選手たちにより地元小学校の訪問が実施されていた。
そういう絆をひとつひとつ結び直していきながら、10冠を達成した。
昨日の対、川崎フロンターレ戦が、大雨によるピッチコンディションの悪化を理由に、中止となった。この試合の結果に関しては、15日(火)に開催されるJリーグ理事会によって決定されることになる。
昨日の試合、私は現地には行っていない。
オフィシャルサイトの「ライブアントラーズ」を聞き、ニュース等で映像を見たにすぎない。
いくらピッチコンディションが悪いとは言え、雷はともかく、大雨で中止とは意外だ。
でも、もしもあの状態で、誰かが大けがをしたのならば、私は中止しなかったことに異を唱えていたかもしれない。
ところで、カシマスタジアムは、排水には定評があったはず。おおげさかもしれないが、温暖化によるスコール的な豪雨が増えていくのであれば、いままでの基準では足りないのかもしれない。
私としては、再試合をするのならば、1-3の状況で、十数分の残り時間+ロスタイム分の再試合を望む。
ただ、それは理事会を待とう。
悲しいのは、試合が中止になったとき、川崎の選手たちは豪雨の中、声援を送り続けたサポーター達にあいさつに行ったにもかかわらず、アントラーズの選手たちは行わずに帰ってしまったということ。
体調のことを考えると、中止が決まれば即、ひきあげることはわからないではない。
それでも、せめてキャプテンだけでもサポーターにあいさつしてほしかった。
「そういう」ところは伝播するのだろうか。
中止になった後、一部の鹿島サポが、川崎サポに対してか、中止を不服としてピッチに座り込んだ鄭大世に対してか、あろうことか「帰れ」コールをしたという。
いったいどれだけ、自らを、自らが応援するチーム貶めるつもりか!
そして今回の件で一番がっかりしたことは、
「負けそうになると中止するリーグがあるらしいです」
と、同じ草サッカーのチームメイトのブログで揶揄されてしまったことだ。
第三者に言われたら、「そう思われても仕方ないよね〜」と苦笑いして返すところだけれど、そもそも鹿島はリーグの中での「主流」でもないし、リーグからすると勝ち点差が縮まっているほうが盛り上がるんだろうし、何故、そのように言われてしまうのかわからないのだが。。。
いろいろあるし、いろいろあったけど、何だかかんだと言って、私はアントラーズを応援するだろうし、
私が好きだった相馬直樹さんが在籍したこともあり、そして中村憲剛選手を評価している私は、川崎フロンターレに一目置いてるし。
とにかく。。。
いまは、理事会の判断を待とう。