「なでしこ」な理由

 後味の悪さを残す開会式とは裏腹に、感動もまたあるわけで。
 サッカーの北京五輪日本女子代表、「なでしこJAPAN」は12日、1次リーグG組第3戦でノルウェーと対戦し、5−1で圧勝した。今大会、どの種目でも日本は「アウェー」な雰囲気で闘っているが、こと気候に関しては、ヨーロッパ勢に比べたら、あきらかに日本にとおてホーム。中二日というサッカーにはあまりにもむちゃくちゃなスケジュールの中、その日のノルウェーは完全に足が止まっていった。そんな状態とは言え、着実に得点を重ねた日本は見事だけど。
 その試合の中、交錯して倒れたノルウェー選手が横向けになって動けずにいるときに、腰のところがベロンとむきだしになってたんですよね。レフェリーはプレーを止めてくれたんだけど、その腰のところをなにげにユニを伸ばして隠してあげた日本選手の心遣いが嬉しかったですね。