空回り

 対バーレーン戦...正直...がっかりした。僕はこのブログで、岡田武史監督に期待する(期待せざるを得ない)コメントを述べてきたが、いまは悲観的な気分がうわまっている。
 まず、コンディション重視と言っていたはずなのに、なぜ、高原直泰をまた連れていったのか?
 放り込み合いを想定していたなら、なぜ、制空権をとれる岩政大樹を連れていかない?相手監督が予想(警戒)していた田代有三を使わない?(コンディション不良か?)
 3バックなら、はなっから内田篤人は効果的ではないでしょ?U-20の時なんかは、「使い方」を知っている柏木陽介がいたから成立してたんだし。
 それに...いまさら3バックはないでしょうに...もう、攻略法ははっきりしてるんだから...。しかも急造でこの大一番に臨むなんて...。
 焦りか?プレッシャーか?オシムと比較されるこの状況に対する...。

 僕は、遠藤保仁に疑問を持ったことが少なくはない。だが、バーレーンへ連れていったメンバーの中でなら、遠藤を外すことは難しいと思うのだが。誰か一人はボールを落ち着かせられる選手がいないと...。
 そして守備もね...間延びしまくり...どうにかこうにかセンターバックが弾き返しても、セカンドボールは拾えない。コンパクトな陣形でのプレッシング...勤勉さとスタミナが必要なそのスタイル...それは日本の「売り」のはず...それはたしかに熱い気候では90分もたない(でも、このバーレーン戦に限って言えば、案外涼しかったとのこと)とは思うが、リトリートするにも陣形はコンパクトにしないと...でも、3-5-2って、コンパクトにしにくいんですよ。そんな状況では、鈴木啓太のフィルターもかかんないし、ケイタもポジショニングに困ってたよね...。なんか、選手たちは迷いながらプレーしていた...チーム全体に蔓延していたとまどい...川口能活のプレーも、そんな空気が誘発させたような気がしてならない。

 なんか...いままでの「貯金」を使い果たした感が否めない...この4月には、代表ミニ・キャンプがあるそうだけど...。