「ジーコって...意外に常識人?」

...という、思いを強める今日このころ、たまに映る、紅白戦での小笠原満男小野伸二の躍動する姿や、その他の控え組に呼ばれたヒデこと中田英寿が、仲良くリフティングをしながらじゃれあってる姿に「チーム」としての意気込みも感じる。
 さて、対ドイツ戦。何はともあれ、点を穫った上での引き分けという結果には、それで良し。まじめな話、ドイツで合宿中の身で、そのホスト国には勝たない方が良いような...だって...ねえ(苦笑)。
 良かった点...ていうか、僕の観るかぎり、ジーコジャパンのベストバウト、ってか、これが(良い意味で)日本代表?いままで寝てたの?コンフェデのブラジル戦やアジアカップ以外では。
 序盤の猛攻をしのいだ後は、相手に嫌がれるような粘っこいディフェンスと、ミドルゾーンでのヒデを中心としたツータッチの確実なボール運びと、ビルドアップにかかった時の「スルー」を含むダイレクトプレーによる打開。カウンターでは、そ〜ら走ってこい的なものではなく、複数プレイヤーがからんだ上での効果的な攻め上がり。
 悪かった点は、巧みな堀池さんのご指摘どおり、守備時に中盤の底が下がりすぎて、ディフェンスラインに吸収されてしまう。これは脆いだけではなく、せっかく跳ね返したボールをみすみす相手に奪われたりする。ま、セットプレー時での守備も含め、わかりやすい課題だからね、修正、修正、と。
 次のマルタ戦、満男たちの出番はあると思うので、がんばって、楽しんでほしい。

あと...田中誠選手、つらいだろうが、仕方ない。モニさん、がんばれ!加地、じっくり治せ。そして駒野、でてきた時は相手を抑えきれないと思ってしまったが、さすがだね。その上がりによってトイ面を押さえ込み、グラウンダー主体のクロスは大男には効く。ナイスプレーでした。くどいようだが三都主。あがる時は上がってくれ、思いっきり。

 それはそうと、日本がこれからのぞむのは、「予選」ではなく「グループリーグ」。セルジオ越後も混同しているような...。