誰がために
ボスマン判決以降、国をまたいだ選手の移籍が活発化したから、だけと言うわけでもないだろうが、サッカーは変わってきている。
かつてワールドカップ(のとくに予選)は、「戦争」に例えられてきたが、もう、そんな時代ではない。
もちろん、祖国を想う気持ちに熱いものはあるだろう。
でも、そのために、相手を憎しみをもって叩きつぶしにいくのではない。
支えてくれた家族を、サポーターを、支えてくれた人たちを想い、彼らの声に支えられて、
ただ、ただ「勝ちたい」から勝ちに行く。
そして、それが「最高」の試合になれば、それこそ最高だ。
「ユーロ2008」、クロアチアvsトルコのクォーターファイナル、延長後半に入るときに、クロアチアの監督がトルコの選手と握手してたりした。
国家間の垣根なんかより、大切なものが、そこにはあるんだよ。
そしてそもそも平和だからこそ、サッカーができるんだよ。
世界は少しずつ、良い方向に向かっているのでは?
僕が応援していたポルトガルが敗退し、少し興味を失っていたが、ミラクル・ターキーの今後が楽しみになってきた。
逆に、アジア...とくに東アジアはどうなんだろう?