とくに日本テレビのアナウンサーに読んでほしい

画像にある、山本浩アナと倉敷保雄アナの対談本『実況席のサッカー論』を読んだ。実況の裏側を楽しめるかもと思っていたが、サッカーそのものが、別の切り口から浮かび上がってくるほど、読みごたえのあるものだ。

話の本筋とはズレるかもしれないが、僕はボディシェイプという言葉を知らなかった。選手がピッチの上に立った時に、どの方向を向いているか、ということだそうだ。先日突っ込み入れた岩政大樹のぶち抜かれ方は、「ボディシェイプがなっていない」ということになる。
なお、強豪国では、ボディシェイプをいちいち教えないそうな。子どもの時から自然と身につけていくもの、とのこと。ライプツィヒのクラブでは芝のコートが五面あり、なんとゴールが28台あるそうな、いろいろなサイズで。いろんなメニューで絶えずゴールを意識した練習をしているとのことだ。

また、日本のサッカーでは「2-0」でリードしている時が一番危ない(1-0のときより緊張感が薄れているので失点しやすく、失点するとバタバタして、一気に逆転されるとか、リードを意識しすぎて守備的になりすぎてリズムを崩すとか…)という考え方がある。
僕は、その考え方に疑問を感じる(だって一点でもリードしてる方がいいじゃん。最後にリードしてる方が勝ちなんだから)のだが、それに対するエメ・ジャケの「それは日本のサッカーが弱いんだよ。…弱いチームのヤツか、弱いチームしか預かったことのない指導者が言うんだ。」とのコメントが紹介されていた。
岡田武史監督も、解説者時代にそんなことを言っていたと思うけどね。

ところで、『Jリーグサッカーキング』誌(2月号)では鹿島アントラーズ優勝特集で、データ的にも見やすくお買得感ありです!…鹿サポとして(苦笑)

それにしても、コラム連載陣に、岩政大樹(鹿島アントラーズ)に、播戸竜二(ガンバ大阪)、山瀬功治(横浜Fマリノス)、今野泰幸(FC東京)など、イイトコついてんなぁ…。