エールをヤナギに!
鹿島アントラーズの柳沢敦が移籍を希望している、とのこと。チームは残留を申し入れているとのことだ。
今季、調子は良さげだったが故障。復帰を果たすころには田代有三にポジションを奪われる形になっていた。
だが、「控え組」となっても主将としてチームを鼓舞、優勝後のインタビューでゲームキャプテンを任された小笠原満男が感謝したのはまずはヤナギだった。
ヤナギは「自分がチームにできることはもうない」とも言っているようだ。確かに、暫く遠のいていたタイトルを獲得し、若手たちも「優勝したことがある」という経験値を手に入れた。
そして自身の存在によって、若手たちの成長の機会を奪うかも?という思いがあったかもしれない。
そして自分自身の出場機会を求めて、移籍を希望しているのだろう。
アントラーズにいれば、それなりの待遇は保証されるだろう。にもかかわらず、新展開を模索するヤナギの言動にエールを送りたい。
とは言え、ヤナギの移籍に賛成かと言えば、それは別の話。
僕はヤナギを評価してるので、来期もアントラーズで闘ってほしい。
世間からはヤナギの決定力の無さは疑問でしょう。そういうときも確かに(多々)ある。
逆に、ヤナギの得点に救われたことも多いんですよ、最近では先日の天皇杯。
得点以外の部分では、いまさら言うこともないでしょう。
よく言われる動きだしの良さのみやらず、2トップなら相手を選ばずあわせられるし、ドイツ・ワールドカップのアジア予選では1トップ2シャドーをこなしてみせた柔軟性とオールラウンドな能力。決して敵にまわしたくはない。
また、ヤナギにとっても、ヤナギ自身を活かしきれるパッサーって、そう多くはいないと思うよ。かつてのビスマルク、中田英寿、そして小笠原満男…。