いってきます

 早起きした。否。まだ深夜と言ってよい時間かもしれない。
 今朝一で病院に向かう。ラッシュの時間帯を大きな荷物で持ち歩くのにはゲンナリするので、豪華にタクシーで行こうかと。
 ネットで調べると、2千数百というところか。
 前回入院時は、アメーバ症例の初期段階だ。
 今回はむしろ、中期にあたる。
 このブログをお読みになった方はご存知だろうが、退院後もいまひとつの状態に陥り、週一というペースで通院していた。
 だが、「アメーバはもういない」という判断を前提にしたアプローチが、結果的に後手を踏むことになる。
 とは言え、アメーバがいない可能性が高い状況で、角膜を削ることはリスキーであり、角膜に負担を与えることになるのだから、そうそう気軽に削れるものではない。
 仕方がない...ってとこか。
 どう考えてもおかしい、ということで、先週の検診時に削って検査した。
 削ろう、という判断が下された診察室の空気、主治医先生と部長先生も含めた空気の重さを、忘れることはないだろう。
 削るにも準備がいることから、看護士さんに、「お昼を食べてきてください」と言われた。
 食欲などあるわけがない。カフェラテを無理に流し込む。味など感じられない。
 その日のうちにはわからなかったが、一日の培養を経て、「アメーバが発見された」と主治医から電話がかかってきた。
 すでに目薬は対アメーバ仕様に変更されている。
 週末の連休に突入すること、こちらの準備などのことから、再入院は月曜日、しかも当初検診を入れていた午後ではなく、朝一で向かうことになった。
 前回は、(精密検査するほどではないが)肝機能が弱っているということで、飲み薬を併用したが、今回は点滴を、少なくとも最初の二週間は集中的にする、という。
 ただ、それが終われば、外出許可自体は早めに出るかもしれない、とのこと。
 僕の「痛みに対するコントロールは定評がある」とのことらしい(苦笑)。
 前回退院したとき、季節が夏から秋へと変わっていた。 
 今回退院するとき、年は変わっているのかな?