攻める勇気。護る勇気。

号泣しました。得点が決まった瞬間。勝利した瞬間。
鹿島アントラーズのサポーターでよかった、と、本当に思います。
激しくはあっても。フェアな試合(なのに、なんでカードがたくさん?)
首位の浦和レッズ相手に、優勝のために、自らの存在意義をかけて、絶対勝たなければならない闘い。
意気込み全開、それでいて、ショートパスやロングボールを織り交ぜた落ち着いた攻撃と、クリエイティブなコンビーネーションのミックス。守備ではハイ・プレッシャーを敢行して、浦和を圧倒。攻撃において、守備において、誰一人臆病なプレーをするものはいず、勇気に満ちあふれていた。
しかし前半から「?」な判定による退場で一人欠くが、それでも、堪え凌ぎながらも田代有三野沢拓也の見事なゴール。
先制してからは。曽ヶ端準、岩・岩コンビ(岩政大樹大岩剛)を中心とした「鹿島チオ」を数十分にわたり展開。
終了直前に、さらに一人退場食らうも、リーグ通算300勝を飾る見事な勝利。
内田篤人新井場徹のスピードを活かしたアップダウン、中央に穴を空けない青木剛の動き、さすがの統率力、判断力の小笠原満男、キープ力と運動量を発揮したマルキーニョス、刻一刻と変化する状況に合わせてポジション、役割の変更をこなしきった本山雅志。秘密練習まで敢行してこの試合にのぞんだオリベイラ監督。チーム全体として、行くべきとき、護るべきとき、キープするとき、時間かせぎをと、試合全体をオーガナイズした選手たち。

ナイス・ゲームだった。試合内容もエキサイティングで面白かった。解説の山本昌邦氏は、「すごい、すごい」を連発。実況の栗田晴行アナウンサーに。「すごい、すごいとばかり言ってないで、どこがどうすごいのか、解説してください」とたしなめられる一幕もあったぐらいだ。それだけ、浦和レッズもホームで優勝を決めようと必死だった。
小野伸二選手、あなたがもっと早くピッチに出ていれば、こちらに綻びが出ていたかもしれない。
ポンテ選手、あなたのプレイのみならず、立ち居振る舞いにはいつも感心させられる。
これからも我らの前に立ちふさがるのであろうが、全力で倒させていただく。

次は最終節。病室からエールを送ります、
優勝のために!