以心伝心

 昨晩、行ってまいりました、『Magical Soul Hour』@神戸VARIT (神戸・三宮 6/13(wed))。出演は、SOUL CONDUCTOR*1コダマセントラルステーション*2 、the sky & the ground*3Ajara *4。さすがにどっかで観た or 聴いたことがある、って構成で。お目当ては、もちろん(?)Ajaraです。当初、予定はしていなかったのですが、前日(6/12の当ブログ参照)*5にちょいとブルーなことがあったので、気分転換がてらという、それに翌日が休日でしたしね。受付の方のサービスか、前売り料金で入れていただくと、いや〜もう、久しぶりの爆音で。トップバッター、SOUL CONDUCTORのラストの曲でした。あらためてイベント名を確認すると、今宵はソウフルフルでファンキーなわけやね、いい感じに盛り上がってます。ただ、ミュージシャン、演奏はいいんだけど、もうちょっと身体をスウイングさせても良いのでは...とか思いつつ。でも、小柄な女性のトランペットをはじめ、迫力あったな...。
 次。コダマセントラルステーション。いや〜濃いな〜、こんなシアトリカルな雰囲気、久しぶりやな〜と思いつつ、そのファンキーなサウンドがめっちゃ楽しい!ってか、サウンドがしっかりしてるから、滑稽なだけに終わらないんだよね〜、ってか、まじに上手い...。フロアを見渡すと(遅れてきたから僕は後ろ目っす)、大半のオーディエンスがこのバンド目当てな感じ。ボーカルのコダマックスさんはサービス満点たし...そして、『I am superstar』...あ、これ聴いたことあるわ。それもけっこう耳に残ってる...。メンバー紹介で(サポートの)ドラムがヒラポン...あれ?...帰宅して確認しましたが、MARIKO BAND(國府田マリ子)で叩いてた平山"ヒラポン”牧伸さん*6でした。
 興奮冷めやらぬまま、the sky & the ground。ボーカルの方は、陣内智則が、彼と藤原紀香との披露宴で披露した歌の先生をしていたそうな。テレビ中継も観てないし、両者をあまり知らない僕にはピンと来ない話だった。フロアの一番後ろで壁にもたれかかりながら観ていると、「ん?」。次の出番のAjaraのホッティさんが僕のちょい左前に、*Nonちゃんがミネラル・ウォーター片手に僕の右前に...。演奏中ということもあり、お二方に僕から声をかけることもなく観ていたのですが、*Nonちゃんに見つかり「おおぉぉっ!」てな展開に。実は『FREEDOM』(6/9の当ブログ参照)*7の披露があるかも、と、様子見気分で来ていた事もあり、隠れていようかと思ったんですけど(苦笑)。
 さて、(おそらく)今宵一番人気のバンドが2番目に登場済みという、ある意味難しい流れのなかで、どんなパフォーマンスを見せるのか?しかも今宵は小編成バージョン。ここで僕がラッキー!と思ったのが、ほんとうにファンサービス熱心なコダマセントラルステーションの面々が、フロア脇の物販のところに来てくれたこと。つまり、たくさんのみなさんがそこにいるわけで...若干、アウェイ気味の空気が漂うが、いまのAjaraなら...。
 僕はするすると、前のテーブルに移動した。この夜のAjaraは、*Nonちゃん、ギターのホッティさん、どうしても来られない事情を抱えたベース(カホーン)の中井眼鏡さんに代わりにパーカッショニスト亀崎ひろしさん*8の三人。そして...
 予想通り?案の定?ホッティさんが『バタフライ』を奏で始めた瞬間、フロアはAjara色に...。
 そして、『FREEDOM』。
 「音楽は自由だ!」という僕のことばから始まって化学反応を起こし、その翌日には完成したというその曲。
 もちろん、嬉しいという気持ちはある。でも、それ以上に不思議な感覚におそわれた。それは、その『FREEDOM』の歌詞が、僕がふだん感じ、考えていることそのままだったからだ。Ajaraの音楽にインスピレーションを受けた僕の「ことば」。その「ことば」から始まった新しい歌。「ことば」をはさんで、共有される想い。あらためて確信する、アーティストとオーディエンスは感覚を共有し、そこから何かを創造できる、ということ。7月のイベントでは、バンド編成で聴けるのだろうか?いまから楽しみだ。
 宴もたけなわ...若干、後ろ目の左側から聞き慣れた「イヤァ〜お」の声。本日「欠席」扱いの中井眼鏡さんがチケット代はらって、オーディエンスとしてフロアに、しかもステージ真ん前のテーブルに(苦笑)。MCで、「いつも変なメガネをかけてる」とさんざん前振りされていたにもかかわらず、至って普通の眼鏡で、ステージから「空気よんでない」との突っ込みが...。なんかもう...ステージもフロアも関係なく、曲間(演奏中はがらりと変わります)は、まったりなAjaraな世界に(苦笑)。『paradi paradiso』で大いに盛り上がって「締めた」後にアンコール...って、中井眼鏡さん本人もアンコール要求してるし(苦笑)。*Nonちゃんたちは、ほんとうにアンコールの準備をしてなかったようで、
「中井くんベースもってきてる?」
「ない〜」
すると、コダマセントラルステーションの津澤崇さんが、「ベース使います?」いいね!これぞタイバンならではのノリ。急遽、しかもあっという間にセッティングを終えて『FLOW』を披露!もちろん、自分でアンコール要求しといて、自分で演奏した中井さんはノリノリで。
 結局...Ajaraは、否、中井さんがオイシイところをもっていったという夜でございました!
 それにしても、VARIT、いい箱でした!フロアの広さも手頃だし、ステージがけっこう広いし、三宮駅のすぐ近くだし。
 帰りにコーンバターちゃんぽんと、餃子を食べて、良いリフレッシュになりました!