専門番組の存在意義

 一般的な(Jリーグ専門というわけではないという意味の)サッカー番組で、いま、『やべっちFC』が一番面白い、ってかまとも。なんかこう、世間ではオシム日本代表監督は怒ってばっかりの怖い人的なイメージが広がりつつあるが、『やべっちFC』では試合中に、オシムが叱るところ、褒めてるところ、うまく放送してたね、先週のことになってしまうけど。たとえ、テレビ朝日が代表中継の権利をもってるとは言えね、専門番組はこうでなくっちゃ。
 たとえば、前にスペースがあって、ディフェンスの駒野がドリブルでつっかけていくと、「そう、それでいいんだ!」とか、逆サイドの加地が、何となくっぽくボールを下げると、「何やってんだ!」と。
 今回、二川や梅崎、西川たちが新たに呼ばれたけど、Jリーグをふだん観てる人たちにとっとは当然の人選だと思うよね。これで目が点になってるようなキャスターたちは、たまにはJを観よう!と、偉そうに言いながら、僕も伊野波をあんまりわかってなかったりする...あ、そりゃ、「良い」ぐらいは聞いちゃいるんだけど...。

 さて、鹿島アントラーズだ。小笠原満男が、(よりによって)メッシーナに行っちゃった!アウトゥオリ監督は、満男のポジションに、野沢拓也を据えることを明言したと言う。絶対的なキープ力、リズムを変える構成力、粘り強い守備力、90分間切れることのない集中力と勝負へのこだわり...野沢が満男の変わりになるとは思えない。が、野沢には野沢にしかないファンタジーがある。右サイドの名良橋晃が復帰し、(まだ観てないんだよ〜)の中後雅喜は評判良し。時は流れても、アントラーズの戦いは続いて行く。

 そして、小笠原満男、今まで本当にありがとう。イタリアではとにかく.....サッカーを楽しんできてくれ!