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小笠原満男が変わった。
と、言っても、昨日の対フィンランド戦で超ロングシュートを決めた、とか、そんなことでは驚かない。
なぜなら、彼はいつも狙ってるし、数年前には万博競技場の対大阪戦で、相手監督が自チームのGKに指示を出している隙を狙って撃って、おしくもあわててもどったGKにかき出されたことを生で観たことあるし、日韓W杯で狙ったこともおぼえてる。決めたところでは、天皇杯の対鳥栖戦で決め、時の監督、トニーニョ・セレーゾが大喜びだったことをおぼえてる。だから、実況の局アナが、小笠原がねらったのか、偶然なのか、それがわからないでいるのが不思議なくらいだ。鹿島サポなら喜びはすれど、驚くものはいないけど。
1点目の久保へのアシストも、驚くことではない。抜け目無く、スローイン（にはオフサイドはない）からチャンスにつなげるのは、いつもの小笠原、というか、あれが鹿島アントラーズ仕様。勉強になったけどね。一旦、中観て、ちょい進んで、も一回中観て確認して、ボールをちゃんと観て丁寧なパス。久保と小笠原って相性がいいけど、ひさしぶりに久保が代表で点をとった、という事実は大きいかも。
ぢゃ、何が変わったかというと、なんと、試合後のインタビューで、「（あのゴールは）ミスキックです」と、ジョークを飛ばしたらしい！とても、昨期のJリーグアウォーズで、「ありがとう」も満足に言えなかったとは思えない（苦笑）。
先日、仲間うちで、「私が選ぶと、Jチームはこのメンバー！」企画で、もちろん小笠原満男を選ばせていただいたが、「で、誰がキャプテンですか？」と聴かれ、ちょっと悩んだあと、僕は「...深井かな？うん、深井だ。」と答えた。チームの核が、小笠原であることに疑いはないが、キャプテンたるもの、対外、メディアやサポーター、スポンサーなどに向けてメッセージを発する広報の役目も担うわけであり、その点で小笠原はどうかと思ったのだが。このまま、やべっちFCの前田アナの期待に応え（？）、日本代表のムードメイカーになってほしいものだ。
昨日の代表戦、効いていたのは、小野シンジのプレーだと思う。が、君臨していたのは、小笠原満男だ。もう、海外組とやらに、ひけめは全くないのでは？指示もよく出していたよね。
ところで、昨日は、言い方は悪いが「格下」相手だったかもしれない。だからこそ、確実に勝った、ということは大きいと思う。もちろん、小野くんをはじめ、選手たちは慢心なぞしちゃいない。問題は協会！マッチメイクを頼むよ、強豪と。