核の傘

昨年末に公開された英機密公文書によると、1975年、日本の科学技術庁(当時)の原子力担当課長が在京の英国大使館に「日本は3か月以内に核兵器の製造が可能」と語り、この情報を基に英政府内が一時大騒ぎになったことが報道された。

アメリカに盲従する政治屋なり、御用文化人は、よく、「アメリカの核の傘の中にいられるからこそ、日本は安全だ」とか宣うが、逆の見方をすれば、日本が独自に核武装化しないように、その傘の中に組み込んだ、との見方もできるだろう。

ま、実際は、ここまで食料自給率を落としてちゃ、流通握られてる段階で「独立」なんか夢物語だけど。
戦車や、軍艦とか、正面装備に金をかける前に、もっと「足元」を固めとかないと。

この国の政治屋が言う、「国防」とは、国の何を守ることなのか?
国民(庶民)の生命や財産?
それとも自分たちだけの利権や安全?

みんな忘れてないかい?
軍隊とは、その国の中における、最大の武装集団である、という事実。
その銃口が、いつも「外」に向いていると、何を根拠に妄信できるのか?

それを抑える発送の根本が、シビリアン・コントロールなわけだが。
なんか、日本では、防衛庁の官僚、いわゆる背広組ね、が、制服組を抑えるように誤解されているが、
そもそもの意味は、政治が軍事の主導権を握る、っとことになるのだが...理屈上から言うと、有権者の皆さん、って僕らのことになるのだが...。現実には、自衛隊は、政府の私兵という側面が強いよね。

とりあえず、我らが自衛隊は、強姦目的で女性を襲って死なせてしまう、米軍には無力ってことで。

なんか、こう、暴論ちっくに、荒っぽい文章を書いてしまいましたが、みなさん、お暇があれば、田中芳樹の『銀河英雄伝説』をお読みください。
SF小説という形態をとってるけど、戦争や軍隊に関して、いろいろな側面を浮き彫りにしてくれてます。
もっとも、その作品のテーマは、「(腐敗し、堕落した)最悪の民主主義政体に、最良の専制主義政体をぶつける(ように対比する)ことで、民主主義の理念を再検証する」ってことなのですが。