月刊『Newtype』創刊20周年...

...今にして思えば、僕は夏休みの宿題をよくためこんだなぁ...とくに数学は...。

 で、新刊が出る前に触れておかなければ、約1月前に発売になった角川書店アニメ雑誌、月刊『Newtype』4月号のことを。
 その創刊当時、僕はそれまでアニメ雑誌(月刊誌)というものを買ったことはなかった(『風の谷のナウシカ』が連載されていた『アニメージュ』誌を友人から借りたことはあった。ついでながら、ムック本みたいな感じで、徳間のロマンアルバム・シリーズ(だったったけ?)の劇場版『機動戦士ガンダム』三部作は買ったことがあった)が、『Newtype』のスッキリとした装丁には思わず手にとり、大河漫画の『ファイブ・スター・ストーリーズ』に圧倒された。
 とにかくね、『Newtype』はカッコよかった!
 他のアニメ雑誌に感じる気恥ずかしさがほとんどなく、むしろ、他のジャンルの雑誌と比較しても、『Newtype』はcoolだった。
 「これから何が始まるんだろう?」みたいな、ドキドキ感が、その創刊時にはあった。

そして、時は流れ...

僕はいまだに、『Newtype』を買っている。趣味でもあれば、仕事のためでもある。
だが、この1、2年、『Newtype』のセンスは酷くなる一方だと思う。
たとえば、この4月号には、プラモデルのザク(「ガンダム」に出てくるロボット)に、マーキングを施そうという企画があった。その一つに、スカートをはいた女子小学生(?)が正面向きに体育座りっぽい格好で腰をつき、その頭の上には小鳥がいる、という様を、今のアニメ界で言うところの「萌え」風にデザインしたものがあった。

馬鹿か?!

この企画で、そんな絵を描く奴も描く奴だが、そんな奴にオーダーするエディターもエディターだ!

ザクは兵器だ。物語の中で、多くの人を殺し、街を焼く.....たとえ、それが「防衛」のためだとしてもだ。

僕は、「体育座りっぽい」という表現をした。もっとわかりやすく言えば、インリンのM字なんとかだ。
つまり、その子どものスカートの中が見えているわけだ。そこは単に白くなっているだけだから、パンツかもしれないし、白いブルマ(?)とか、なんかそんなものかもしれない...が、パンツと思わせるようなデザインであることに変わりはない。
 そんなマーキングを兵器に施すのか?

 「エロ」に関しては、オープンであっていいと思う。
 だが、幼児性愛的なものに関しては、分別を持つべきなのでは?