反撃宣言

 ついにJリーグの新シーズンが始まった。
 我らが鹿島アントラーズは、「反撃宣言」をスローガンに掲げ、不本意だった昨シーズンのリベンジを果たす...はずだったが、中盤のキーマン、中田浩二の渡仏でどうなることか、と心配していた。ましてや、開幕戦の相手は因縁ありまくりの浦和レッズ...正直言って、タフなゲームになるだろうとは思っていた。
 結果は、周知のように、鹿島が1-0の勝利。荒れた試合ではあったが、なんとか勝ち点3をゲットした。前回の日記とは矛盾するが、内容が悪くとも、今は勝ち点が欲しい。勝ち点の積み重ねが欲しい。いま、鹿島はリハビリ中なんだ、「勝ち方」を思い出すまでの。なんとかして、攻守に奔走する小笠原満男が消耗する前に、チームとしての勝ち方を思い出してほしい。
 それにしても、Jリーグを見つめるサポーターの質は変容しているのだろうか?最近、相手チームなり、相手サポを誹謗する声をよく耳にする。勝ちを求める姿勢、熱く応援する気持ちは変わらないとしても、以前はもう少し、余裕があったというか...敵味方以前に、ともに「サッカーが好きだ」という前提があったと思うのだが。
 はじめてレッズとアントラーズナビスコカップのファイナルで激突したとき、お互いのサポーター's掲示板の管理人さんが話し合って「バトル」用の特設掲示板を設置し、サポ同士が互いにユーモアと毒舌を駆使して闘ったりしたことが懐かしい。もちろん、今でも良識のあるサポの皆さんは、たくさんいらっしゃいますが...。

 さて、「反撃」と言えば、我らがアップル陣営のMac mini。話題騒然ですね。実は僕自身、昨年末にeMacに乗り換えて、ようやくOSXに触れ始めているのですが、いや〜ここまで進化していたとはね、Mac。とくに、それを痛感しているのが、iLifeというアプリケーションです。アップル陣営が「仕事はofficeで。それ以外のことはすべてiLifeで」と言っていたらしいのです。僕はまだ、iLifeの中の、iPhotoというデジカメの画像を整理したり、簡単な編集をするものくらいしか使っていないのですが、その使い勝っての良さに愕然としています。あまりに気に入ったので、eMac購入時にプリインストールされていたiLife'04から、8000円近く支払って、iLife'05に乗り換えてしまいました。
 iPhoto 5の使用感は、iTunesの画像版と言ってもいいのかな?とにかく、デジカメ画像をバンバンMacのHDに放り込んで、整理は後からどうとでもなる、というか...そもそも放り込むだけで、まるでブログのようなカレンダーの日付を「ポチっとな」と押すだけで、その日に撮影した画像がパっとサムネイル表示されるんですよ、しかも快速で。アップルの面白いところは、アプリケーションどころかOSですら、バージョンアップされる時には機能が拡張されるだけでなく、使用感が軽く、速くなっていくってのがあるんですよね〜。ほんと、たま〜にしか使わなかったデジカメを、ガンガン使いたい気持ちにさせてくれるほどのパワーをもってますね、このアプリケーションは。

 Mac mini...WINユーザーに向けての「反撃宣言」なのですが、あのmini自体は、きっと「宣言」に過ぎないです。アップルがWINユーザーに訴えかけたいのは、コンパクトな筐体なんかじゃないはず。あの可愛げのあるお弁当箱の中にある、圧倒的に洗練されたOSとアプリケーション...そしてそれらが可能にする新しい「eLIFE(造語by俺...でも誰かすでに使ってそう)」!たとえば、先のiPhoto 5は、「デジカメで写真を撮りまくることは、こんなに楽しいことなんだよ!」と教えてくれる。つまりね、アップルにとってコンピューターは、きっと暮らしを楽しくさせるべきものなんだ。PCなり、アプリケーションなりを使いこなすのに四苦八苦してたら、本末転倒でしょ?だから、アプリケーションは、徹底的に洗練されて、使いやすくあるべきなんだ。そして、この新しい「eLIFE」こそが、アップルの「反撃」だと思う。
 OSXは、10.3になり高いレベルで安定しているようだ。そのOSXは、(まだ使い始めたところだけど)旧OSのOS9より、WIN XPとのデータのやりとりが楽のような印象を受ける。(逆に、OS9との敷居は意外に高かった)その一方で、iPodiTunesで提示してみせた、アップル・ブランドがもつ洗練され、使い勝手のよいユーザーインターフェース。そして誰しもがクリエイターたり得るiLife'05。機は...熟していたんでしょう、本当に。
「アップル恐るべし」...miniを手にしたWINユーザーは、いまごろそう思っているのでは?

 なお...Mac miniの購入を考えている皆さまへ...え〜、部屋にスペースがあるのなら、案外良いですよ、eMac 1.25G...こちらも検討してみてください。近日中に、eMacレポを書きますが、先に結論を...
「意外にいいぞ!eMac ! その圧倒的コスト・パフォーマンス!」...カタログ・スペック上、mini 1.4Gより劣るはずなのに、ちゃっかりそれを上回る潜在能力を秘めたeMac...miniは小型化を優先しているので、微妙に無理がたたっているらしい...(言うても、気になるほどのことは無かろうが)ちなみに、eMac 1.25G...スリープからの復帰は...約1秒...速っ!