二大政党制

 今回の参院選で「躍進した」と言われる民主党岡田代表は、「実直ではあるが、面白みのない人物」と評されているようだ。国やメディアが発表する「景気回復」とは裏腹に、いっこうに上向かない現状(とくに大阪)を目の当たりにする小売店勤務の僕としては、「ムリに上向こうとして、わけのわからんことするなら、頼むから足を引っ張らんといてくれ」という有権者の願いを感じる。
  ところで僕は基本的に、二大政党制を信用していない。
 一見、お互いが切磋琢磨して、健全な政治が行われそうに感じるが、つまるところ、似たり寄ったりの結果に陥るのではないか。そういった意味で、日本共産党の惨敗は、かなり寂しい。批判票が、民主党に流れた、ということもあろう。最近の温和路線(?)は、連立政権を意識したものかもしれないが、そんなことをすれば、なおさら「党」としての個性を失って、それこそ民主党の陰に隠れてしまうだけだろうに。僕として残念だったのは、吉井英勝衆院議員の年金未払い問だ。(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-05-07/02_01.html)
 よりにもよって、という気がした。理路整然とした語り口から好感をもち、期待していたんだけど。そんな気持ちから、比例区では、別の政党に入れたんだけど、惨敗...でしたね。

 さて、話はうってかわって、サッカー日本代表について。ヒデ、稲本の離脱が騒がれているが、何よりも川口能活の「帰還」が嬉しい!負けん気の強い(強すぎる?)彼は、楢崎のようなライバルが傍にいるよりも、ドンと任せきられる状況のほうが、安定したプレーぶりを発揮できるのかもしれない。また、プレーだけでなく、チームの叱咤激励役としても、彼は重要でしょう。宮本は主将として、チーム全体に目を配り、ジーコとのパイプ役としての役回りがある一方で、川口は、いざとなればチームをぶっ壊してもいいくらいの荒療治ができるでしょう。そう、ヒデとも対等にぶつかれる男として...。