『コロンビア』

2003/02/06 (木)

 少しは冷静になれたいま、振り返ってみようと思う。
 あの夜、なにげに着けていたテレビで、まず字幕スーパーによるニュース速報で、『コロンビア』の連絡が途絶えたことを知った。
 祈るような気持ちで自分のサイトに書き込んだあと、NHKで白い軌跡をひきながら、炎上し、四散する映像を観た。
 その期におよんでも、僕は希望を捨て切れずにいた。その映像に映るものが、機体の一部かもしれないし、本体だとしても、僕の拙い記憶によれば、コックピットの部分が離脱して脱出カプセルになるはずで、どこかに不時着してやいないかと願ったものだ。
 僕のカキコを読んで、大将さんがTELをよこしてくれた。期が紛れた。
 その後もテレビをボーっと眺めながら、いつしか眠りに落ちた。

 翌朝、つけっぱなしのテレビのMr.Presidentの声で目が覚めた。
 昨夜の悪夢は、悪夢として現実となった。

 原因は、これからの調査で明らかになる...かもしれない。

 アメリカよ、日本をはじめとする、各国の航空宇宙産業の発展を掣肘してまでして手に入れた、宇宙開発の第一人者という、その地位を、責任をもって守りたまえ!それが彼らに報いる道だ。中東に軍隊を展開するために使う予算をNASAにまわせ!もっとも、宇宙に石油は無いかもしれないが...

 最後に、7人のパイロットたちの、ご冥福を祈ります。


旧日記『つらづら草』より転載