男と女

2003/01/22 (水)

 以前から気になっていた本なのですが、某ラジオ番組で話題になったことをきっかけに、いまさらながら、『話を聞かない男、地図が読めない女』、アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ著、主婦の友社の文庫版を読みました。
 僕はもともと、「男はかくあるべきだ、女はこうあるべきだ」という先入観をもちたくはないので、こと思考や感情に関しては性差よりも個人に着目するようにしているですが、そうは言っても経験上...そうですね、たとえば性欲に関して言うならば、男性には視覚的要素も重要ですが、女性は触覚が優位であることぐらいはわかります。
 で、その本の主旨としては、テストステロンやエストロゲン
が脳の形成に多大な影響を与え、それが男と女の行動の違いをもたらす、というものですが、なるほどな、と思ったのは、仕事中に僕が真剣な話をするときには手が止まるのですが、某スタッフの女の子くんは手をとめることなく話ができるのです。そんなことさえ説明されています。
 ちなみに、この本には男度、女度テストがあるのですが、僕は115点で、一応「男」でした。
 厳密な論文ではないので、つっこみどころは満載でしょうが、話のネタには充分なりうるし、斬新な視点を与えてくれる面白い本ではあると思いますよ。


旧日記『つらづら草』より転載