続・仮面ライダー(昨日の続き)

その後、「イケ面ライダー」シリーズは、アギトを挟んで、いまは仮面ライダー龍騎が放映されているのですが、いよいよクライマックス!...の前に、主人公が死んでしまいました!今回のシリーズは、十数人からの仮面ライダーが登場し、そのライダーどうしで闘って、最後に生き残ったライダーが、望みをかなえられる、というトンデモ設定だったのですが、最終回を前に、主人公が死んでしまうのです。他のライダーたちが、不治の病の恋人を助けたい、自分の病気を治して生き延びたい、ただひたすらに闘いたい、英雄とよばれるようになりたい、それぞれの理由のために闘いに没頭する中で、主人公は一人、「ライダーどうしが闘うのを止めさせたい」という思いや「(実はそのトンデモ設定のきっかけとなった)女性の生命を助けたい」やら、とにかく悩み続けるんですね。そしてついに暴発したモンスターたちとの闘いの中で、ある女の子を助けようとして変身前の身体に攻撃を受け、その後、「龍騎」に変身して闘ったものの、消耗激しく、仮面ライダーナイトが見守る中、息をひきとります。そのナイトは、主人公に向かって、こんな言葉を投げかけたことがあります、「なんで、お前はそんなに抱えこむんだ?!」、と。この展開、数日前にかきこんだ、久川 綾さんの「wish」と同じテーマですね?
 ここ最近の仮面ライダーは複雑で、子どもたちに理解できるのか?もっとシンプルに勧善懲悪で良いのではないか?という意見もあるようです。でも、子どもって、大人が決めつけるよりは、はるかに理解力が高いと思うのです。でなけりゃ、小学校で歴史教育なんかするのは無意味ですよ。
 
 話はころっと変わりますが、日本ではサッカーの八百長は聴いたことがないなぁ...かつて、フランスリーグでは疑惑があり、それを糾弾したモナコの監督が煙たがられ、追われる格好で日本にやってきて、名古屋を天皇杯にみちびき、ついにはサッカーの母国、イングランドの古豪、アーセナルに就任して英プレミア・リーグを外国人監督として初めて制覇したのが名将、アーセン・ベンゲルです。


旧日記『つらづら草』より転載