「あなたは何故、(サッカー)日本代表を応援するのですか?」

 僕はサッカー日本代表を応援するのだろう?
 日本人だから?じゃ、日本人って何?
諸般の事情により、古代史を封印し、そのルーツすら明らかにされない民族って何?
 日本の国籍をもっているから?
そんな事務的な理由から応援しているつもりは無い。たしか、ラグビーのW杯は、国籍のみで選ばれているわけではなかったよなぁ...日本代表ではなく「ジャパン」だからね。日本国籍が無くとも、日本のクラブチームで一定期間以上プレイすれば、ジャパンへの参加資格が得られたと思う。
 同じ日本語を話しているから?
それは...あるよな。インタビューなんかでも、何を考えているのかわわるわけだし、共感することもあるわけで。とは言え、鹿島勢は、そんなに饒舌な選手はいないし、サッカーは、そのパフォーマンス自体が「語っている」とも言えるわけで、日本語に頼って応援しているわけでもない。
 では、僕が応援している鹿島勢がいるから?
それは...そうなんだが...
...と、語ってきましたが、実は、僕の中には答えがあります、しかも4年前から。(さ、みなさん、4年前にプレイバックしてね!)...では...
「(僕の好きな)相馬選手(現・東京V)の笑顔が好きだからです!相馬選手だけでなく山口選手(当時横浜F、現名古屋)の笑顔や...」
「たまたま」縁あってこの国に生まれ、そこにあった代表チーム。必然的にもっとも情報が潤沢で接する機会も多く、勝利の笑顔の陰に、どれほどの努力と苦労があったのか(むろん、本当のことはご本人のみぞ知るのだが)...それらひっくるめて、「情が移る」わけですね。
(なお、他国の選手だってがんばっています。よく、日本代表は成長しないとか、なぜ勝てない?とか言われますが、けっこう盲点になっているのが、他国だって努力しているっていう当たり前のことが忘れられてそう。そもそも僕の素人サッカーからしたら、(当たりまえのことだが)どこの国の選手だろうが、スゴイ。僕は、そんなみなさんに絶えずリスペクトの気持ちを持っています。むろん、Jリーグの鹿島以外の選手だってリスペクトしてます。だから、サッカーのサポーターでは常識とされる「ブーイング」も、僕は決してしません。と同時に、相手チームのサポーターにも、その対象が違うだけで、同じサッカー(スポーツ)好きというシンパシーがあります。そんな意味から、今回の日本の「フーリガン」に対する過剰な反応には疑問を感じます。ほんまにヤバイ連中なんか、来ないって。「フーリガン」って貧乏な若者が多く、「安上がり」に暴れたいから「フーリガン」やってるとも言えるわけで、日本くんだりまで来んて。むしろ、日本の交通事情の悪さと、予想されるスタジアムでの行列にストレスをためた皆さんが明石の歩道橋での事件みたいに怪我しちゃいそうなのが怖い)
 しかも今回、本山選手は残念だったけど、われらが鹿島からは6人もの選手を代表に送り込みます。思い入れたっぷりです。
 けっきょく、「日本代表」が好きだから応援する、それだけです。だから、日本という国ではなく、「日本代表」というチームを応援します。
とってつけたようだけど、日本代表のサッカーって、つぼにはまってると、美しいサッカーを展開するのですが、それはやっぱり好き。今のうちから言っておくけど、日本代表、2006年はある意味ピークだぞ!


旧日記『つらづら草』より転載