月刊 サッカー日誌

2002年03月23日

 本日は月に一度のサッカーデイ!で、前回、もったいつけた僕のテーマは、「パス・カットを積極的に狙う!」でした...が、実践する機会はほとんど無かったですね。その理由は...
 人数も揃って11対11ができる!さらに、いつもはゲームごとにチームわけをやり直すのですが、今回は、最初にチームを決めて後は固定、ということで、いつも以上にコンビネーションが高まりそうな雰囲気に!
 僕は定番となった、ディフェンス・ラインの真ん中に。最初のゲーム、相手は真ん中のフォワードにH本さんを置いて、両ウイングに二人ずつ。まるでヴィッセル神戸やね。当然、3対5で守り切れるわけもなく、「中盤の皆さん、助けてね」、状態に。
 で、相手の戦術は、ボールを奪ったら、まず、大きくサイドに張ったウイングにパスをして、それから攻め上がる、というもの。パスカットをねらうなら、この長いパスを捕りたいところだったのですが、真ん中にいると、その長いパスをもらったウイングを後から抑える、という展開になるわけで、パスカットはそうそう狙えなかったというわけです。
 ところで、バスケには「インライン」という考え方があります。これは、ボールとゴールを直線で結び、そのラインを縮める、という(あたりまえ、ちゃあ、あたりまえ。でも徹底できるか否かがポイントなのよん)フィロソフィーです。もしも攻撃時、自分がボールをもった場合、ゴールとの距離を一気に縮めるには、まずシュート!で、相手はそのラインを防ぐわけで、そこで、自分は相手をかわしたり、パスをさばいたりして、次のインラインをたどるわけです。
 それは、同じフォーメーション・スポーツのサッカーにもあてはまり、ディフェンスが一番恐いのはシュート!それに向けて、一気にゴール前まで迫られること。
 つまり、実を言えば、毎回ウイング(サイド)に長いパスを出してくれるのは、守備の時間を稼げるわけだから、けっこう楽だったのですよ〜!むしろ、3バックで、真ん中は僕1人だから、ここを徹底的に衝いてくる、ってのも有りだったのです(ま、来たらきたで、全力で迎撃しますが)。これが、(実は敵チームに入ったS本さんとも話したのですが)サイドに流れてくれると、ゴールへの到達に時間がかかり、ドリブルがカットされるかもしれず、センタリングにミスるかもしれず、良いパスが上がっても、フォワードがミスするかもしれず...と、いう風に、ミスをしてくれるかもしれないポイントがどんどん増えていくわけです!(S本さん曰く、「俺たちはプロちゃうねんから(ミスる確率が高い)
 とは言え...ゴール前に押し込まれてしまった時は、両サイドを使って振られると、守りはキツイ!ま〜た、M岡さんにヘディング決められちまったよ〜ん!
 で、今回、僕もミスをいろいろしているのですが、一番「やられた!」と思ったのは、前述のS本さんにゴール間近までもちこまれ、僕が抑えにいくのが、やや遅く、甘くなって、低いパスを出されて、僕の後ろに飛び込まれたプレイヤーにダイレクトで決められたこと。サイドに「流れてくれる」のは、前述のようにかえって楽な時があるのですが、サイドを「使われる」と、横を向いたディフェンスになるので、後ろが見えないために難しい。ホント、サッカーって、ゴールとの距離によって、守り方を使いわけなきゃね!

旧日記「つらづら草」より転載