ポイントガードについて vol.1

2002年03月16日

 僕がバスケを(本格的にとは言えないが、ほどほどに)始めて、それぞれのポジションで役割が異なることをはじめて知った。(学校体育なんか、テキトーだもんね)大別して三種。
 まず、ゴール下にドンと張っている「センター」。リングに近いことから、攻撃においてはポイントゲッターであり、シュートがはずれた「リバウンド」のボールを奪うときにも中心となる。
 次に、「ガード」。文字どおり、後衛として、後方で守備に備えるだけでなく、長距離からのシュートをねらったり、前線の選手にパスを供給したりする。
 「フォワード」は、センターとガードの中間的な役割を担う。具体的には、大人気漫画『スラムダンク』の湘北高校がわかりやすい例ですね(他力本願ですまん)
 で、今回、注目するのは、「ガード」、その中でも「ポイントガード(以下PG)」というポジションで、『スラムダンク』の湘北では宮城であり、海南では牧、それに対する形で、県の決勝では、仙道が陵南のPGを、そして翔陽の藤真。
 パスの出し手であるからには、技術のみならず、経験と知識が必要で、まさしく司令塔。あるバスケの入門書では、「パスがつながらない場合は、すべてPGの責任」とまで断言するものもあります。つまり、味方がキャッチできないとすれば、とれないパスを出したPGが悪いということです。これを読んだとき、最初は「はぁ?」と思いますが、いざバスケをしてみると、攻守交代が激しくって、たとえば、一つのパスミスをグチャグチャと「どっちが悪いねん?」と思っていたら、次の攻撃のリズムが狂うんですよね。だから、「とりあえず」PGが悪いことにしておけば、単純に「もう一回!」となるわけなんですね。(キャッチミスした方は、他人に言われなくとも反省してます)
 ですから、バスケで組み立てができるのも、ゲームが壊れるのも、PGの責任は重大。まさしく、コート上の監督でもありますし、チームがうまくいかない時に、本当の監督に怒られるのは、たいていPGから...

旧日記「つらづら草」より転載