短期集中連載『ラジオと僕』 その三   FMリクエストアワー(NHK高

僕が高知にいた頃は、民放FM局は存在せず、FM=NHKでした。で、NHKですから、ほとんどの番組は東京で制作された全国一律な内容でした。そんな中で、月〜金の午後6時〜7時、土曜日の午後3時〜6時は高知局独自の番組を放送しており、これが僕たち貧乏リスナーにとって、貴重な存在でした。と、いうのも、それらの番組ではたいていポップソングをフルコーラスで流してくれたので、僕達はそれを録音してはレコード代(その頃、CDはまだなかった)を節約していたのでした。
 毎週土曜日の『FMリクエストアワー(以下Fリク)』は、オーソドックスなリクエスト番組で、男性の局アナと、地元選出の女性アシスタント二人で行う、前半は邦楽、中盤は特集、後半は洋楽というプログラムでした。
 僕がはじめてラジオ番組に葉書を投稿して採用されたのは、小6の頃の民放AM局の番組、『RKCリクエストNo.1』まで遡るのですが、「まめ」に投稿するようになったのは、このFリクが最初でした。
 洋楽で最初に採用されたのは、ジョン”クーガー”メレンキャンプの『スモール・タウン』でした。実は曲名をうろ覚えのままリクエストしてしまったのですが、DJの方がちゃんと調べてフォローしてくださったのを覚えています。
 当時の高知局はオープンな雰囲気で、生放送中のスタジオを見学することもできました。(もっとも部活が休みの時くらいしか行けませんでしたが...)女性アシスタント(実際は選曲も彼女たちがこなすから、本当は同席する局アナの方がアシとも言える)は、アルバイト契約で、毎年のように変わっていったのですが、ありがたいことに、みなさんに「よく」していただいて...とくに、僕がU2(祝・グラミー賞受賞)を知るきっかけとなったIさんにはお世話になりました。その方は洋楽コーナーの担当だったのですが、実は佐野元春がお好きということで、元来Motoフリークの僕と意気投合したわけです。(以下、続く)

旧日記「つらづら草」より転載

 「ゲルググ」と言っても、某アニメのロボットではありません。僕の職場(CDショップ)の地元出身のスカパンクのバンドの名前です。
 本日、商品の陳列をしていると、紙袋をさげた男性がいらして、「ゲルググを置いてくれてるんですね...」から会話がはずんだその方こそ、ゲルググのトランペッターのジョニーさん!実は、ジョニーさんとは数年前に、某食堂でお会いしたことがあったのですが、一度、ジョニーさんの店に遊びにいったら改装中で、その後はなかなか機会がなくってご無沙汰していたのです。で、ひさしぶりに、お会いしたら、ものすごく痩せていらして、メジャーアーティストともなると、なかなかにお忙しいそうで。
 天下のエイベックス移籍後、初のアルバム発売(3/6)にあわせてのご来店でした。
 今回のアルバムも、楽しさ爆裂の軽快なサウンドで、これからは全国ツアーに驀進とのこと。いただいたポスターに、ちゃっかりサインをいただいたのですが、ちゃんと飾っておりますからね!
 ついでに言うと、当店でゲルググのアルバムをお買い上げの方にはピンバッヂをプレゼント中!って、当店ってどこだ?

旧日記「つらづら草」より転載