約束

 熱い。

 まだまだ熱い。

 が、気分転換に淀川の河川敷でボールを蹴る。

 幸い、まだ護岸補強工事が進んでおらず、ボールとたわむれるスペースがまだあった。

 もろもろのストレスは、結局はそのもろもろのことで「かえす」ことができなければ、解決にはならない。
 そういう思いでは本当の意味ではリフレッシュはできない。
 それでも、ボールに集中することで、「もろもろ」から離れてみることはできる。

 そして河川敷に腰をおろし、対岸のスカイビルを観ながら思索にふける。
 瞑想ってほどではないけれど、それでも少し、すっきりした。

 録画していた、「ザ・ソングライターズ」*1を観た。
 今回は、矢野顕子に、佐野元春が迫った。

 クリスチャンでもある矢野が、『コリント人への第一の手紙』の第十三章に触れていた。


•愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、
•不作法をしない。自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない…


 僕はいままで、どれほどの期待を裏切り、約束を破り、そしてどれほどまでに、許されてきたことか。
 
 最近ふと思った。
 約束は大切だ。
 でも、もっと大切なこともある。

 さ、明日からも全力だ。