今クールのドラマは当たり？
•『ROOKIES』*1
最終回を迎えた。原作とはほんの少し違う含みを加えた終わりかた。これが映画化に続くわけやね。噂だけど、作者の体調の問題もあり、原作が「あのような」終わり方をした、ということを聞いたことがある。その真偽はともかく、あそこまでやってくれたら原作ファンも満足だろう。そしてどう膨らましてくれるか、期待がもてる。
•『ゴンゾウ』*2
一つの事件をじっくり描いていく。内野聖陽の演技はやり過ぎ感をおぼえないでもないが、筒井道隆らがからむとバランスがとれていくから不思議なものだ。先週の「天使の証明」の回はぐっとくるものがあった。被害者の、被害者の家族の尊厳...。このドラマの筋とは違うが、最近、テレビのニュース番組で、われさきに、と被害者の写真を流そうとしては、全然関係のない人の写真をまちがって報道することが増えてきたのではないかと考えていた矢先だったところだ。
前田亜季、もっともっと、「場」をあたえてあげてほしい女優だが、脇役を「脇以上」としてやりきるのはさすがだと思う。
•『モンスターペアレント』*3
佐々木蔵之介、平岡祐太ら注目している役者が出ていることで興味をもった。「モンスターペアレント」という、「いかにも」なタイトル、タイミングであり、うすっぺらい作品になるかと思いきや、主演の米倉涼子をはじめ、出演陣が「モンスターペアレント」という言葉に振り回されることなくこれらの問題を慎重に、そして十把一絡げにすることなくのぞんでいることで、作品に深みが出始めているのではなかろうか？（公式サイトの出演者のインタビューが興味深いです）
•『Tomorrow』*4
少し出遅れましたが、この作品もチェック中。僕自身が入院していたこともあり、病院がからむ作品に興味あるし、菅野美穂は注目すべき役者ですからね。ただ、この作品では時間がゆったり流れている印象がありますが、病院の最前線はもっとせわしない。悩む暇もないくらい...と思うけど...。医療は誰もものか？そういう視点ももった作品だと思う。
•『コードブルー』*5
戸田恵梨香は『デスノート』から気になる女優（あと、アップル関係の雑誌でよくインタビューが掲載されるので親近感あり）。快活な笑顔とジレンマに悩むときの表情のギャップがいいですね。そして、比嘉愛未がいい！4人のフェローにまざる、フライト・ナースというポジションで、なかなか難しいところもあるだろうけど、「責任感」が常に感じられる表情、演技がいいですね。
