総力戦
明日は…オペ開始は8:30。終了時間は、最短で夕刻…長引けば…不明。
口腔外科(医師だけでも三名)グループが行う「切除」パートは、この病院としては、開講20年にして、はじめての術式という稀有なケース。
形成外科が担う再建パートは、術式としてはよく用いられているそうだ。
麻酔科は、全身麻酔のために、まずは部分麻酔と、進行にあわせて変化。
総力戦です。
全力を上げて勝ちにいきます。
昨日の帰省の前に、職場の方々やサッカー仲間、僕の入院生活の一端を示すような画像でコラージュした「画」葉書を送っていた。
そこに映る人たちや、激励のメールをくれた人たちを紹介しながら僕は言った。
「患者は一人じゃない。患者と、先生方と看護士さんたち、受付、事務のスタッフ、もちろん家族、親族、知人、友人…みんなが一つのチームとなって、病気と闘うんだ」
そういう僕に、
「あんたの眼もたいへんやったんやね…」と母は語った。
残念ながら、明日は付き添えない。
よりにもよって、今、本当に休めない立場であり、タイミングで...。
でも、叔母たちがついていてくれる。
手術室には、御守りを持ち込んで良いそうだ。
きっと、否、絶対護ってくれる。
誰だって、何かを抱えながら生きている。
僕だけが不幸なわけではない。
母は母のベストを尽くす。
僕は僕のベストを尽くす。
それが、「生きる」ということだと思う。
母を、僕を激励してくれたみなさん、本当にありがとう!
繰り返す。