「そう、簡単なものではないけれど...」

 と、留保をつけたとは言え、先日のNHKのニュースで集団的自衛権を「仲のいい隣人が襲われていたときに、バットをもって駆けつける」と、局の論説委員(?)が説明したことにはほとほとあきれた。「例」とは、わかりやすくするものであって、すりかえすれば良いというものではない。大きな違いとしては、個人どうしの問題には、いざとなれば「司法」の出番があり、バットをもってきた人間の正当性を証明するなり、その状況を(あえて言うが)公正性をもってして、「裁く」こともできよう。だが、こと国家レベルとなると、国際司法裁判所等であったとしても、万人どころか、大多数を納得させることも難しかろう。