rest in peace

下村誠さんが火事で亡くなったことを知った。
詳しくは、http://plaza.rakuten.co.jp/ainohanamusic/にある。
このブログをご覧になるみなさんは、私が佐野元春さんのファンであることをご存知だと思う。
佐野さんの軌跡を追った『路上のイノセンス』(JICC出版 初版:1986/8/1)、その著者こそが、下村さんだった。
佐野元春をモチーフにしながらも、決して佐野に媚びることはなく、自分のエゴを佐野にぶつけるのではなく、ただただ、佐野がいかに「すべて」に対峙し、いかに生き抜いて行ったかを浮き彫りにしていた。その行間でBEATが脈打つ文章に、僕の知らない世界を感じては胸の鼓動が高まったことを今でも覚えている。
その後、エコーズ(ECHOES)のヒストリーともいうべき、『ECHOES - Tug of Street』(JICC出版)*1を著したり、音楽活動を続けたり、ということは知っていたが...。

最近、大げさな物言いになるが、人生について怖くなることがある。
ほんのちょっとしたことで、なにかのすれ違いで、思いもよらぬことで...人の生きる道が変わってしまう。
時には思いもよらぬ、別れが突然やってくる。


それでも、人はまた、歩み始める。
やがて迎える新しい出会いのために。

BEAT GOES ON...

*1:その中で、辻仁成のソングライティングを評価する佐野のコメントを引用したりしていた