佐野元春は歌えません

 先週末、新しい職場のチームで、はじめての飲み会があった。僕を知ってる方はごぞんじだと思うが、僕は酒が飲めないし、カラオケが好きではない、ってか音痴だし歌うのが嫌なので、そういう場に出ることはほとんどないが、約1月にわたる研修が終了し、「デビュー」して半月というこのタイミングでの初の「公式」な飲み会ということで顔を出した。ただ、これもみなさんご存知のことではあるが、僕は酒とカラオケが嫌いでも、「みんな」と話すことは大好き(だって、学ぶこと多いし、楽しいし)だから、本当に楽しみな飲み会だったんだけどね。
 うちの職場、けっこう向き不向きがあって、実は僕にも向いていないといえる職場で、キツイことも多いのだけれど、同僚、直の上司はほんとうに尊敬できるステキな人たちでね、やはりいい職場に出会えたと本当に思う。
 二次会はカラオケもある部屋で。歌うつもりはまったくなかったが、なぜか尾崎豊の『15の夜』を(みんなも一緒に歌ってくれたが)歌うことに。何十年ぶりだろ、カラオケで歌うなんて。「佐野元春の『SOMEDAY』歌ってくださいよ」とかも言われたが、あの歌、ってか佐野元春をカラオケって、難しすぎる、ってか歌えません、これはまじに!
 みんないろいろ歌ったけど、ほんと楽しかった。で、今回幹事さんをしてくれた方がブルーハーツを3曲ぐらい歌ったけど、こういう場って、なんでブルーハーツがグっとくるんだろうね?その幹事さん、いまの職場にくる前は、まさしくこのお店でバリバリやってたらしい。だから、当時の部下がお酒もってくると、ちょっと照れて歌えなくなったりとかね、ほんと、みんな、いろいろあって、いろいろ考え、いろいろ抱えながら、いまを生きてるんだよね。
 人の縁、って不思議なものだけど、僕は本当にね、人の縁に恵まれた幸せな人生を送っていると思う。