世界と闘うときのポイントは...

 昨日の午後、世界バスケ日本大会の、日本の緒戦、対ドイツ戦をテレビ観戦した。正直、さいきんバスケにめっきり疎くなっていたので、いまひとつわからない日本のメンバーに多少「?」を感じる。そして、いろ〜んなすれ違いもあって、代表に日本No.1プレイヤー、田臥勇太がいないことはやはり寂しい。
 どうやら、日本のマスコミは、若手ポイントガード(司令塔)の、五十嵐圭をフィーチャーしようとしているのが見え見え(苦笑)。たしかに「受け」そうなイケメンだ。たしかスピードがある選手だ、という記憶がうっすらと僕にはあるが、顔で勝てるほど、甘かねえよ、と思いながらティップ・オフ(試合開始)。
 そのわずか30秒後...すっかり五十嵐を応援してる僕がいた...最初のオフェンスで、ゴール下にスペースがあるのを見つけるや、自らドリブルで切れ込ファウルをゲット。そしてフリースローを2本とも、確実に沈める...ただものじゃねぇ...。
 この試合、結果的には日本は敗れるが、大健闘だったと思う。何せ相手にはノビツキーがいるんだよ、マブスダーク・ノビツキーがね。お恥ずかしながら、日本は粉砕されるかも、って思ってたもの。そんな中、唯一残念だったのが、アナウンサーだよなぁ...ダメダメとまでは言わないが、なんかこう、うわすべり的というか...。たとえばね、第一クォーターで五十嵐がファウルを2つも犯す、ってのは相当やばい状況なんだけどね、そんな時でもイケイケだったり。ただ、解説陣はね、塚ちゃんいるし、中原さんいるし、他会場では倉石さんやってたみたいだし、そこは安心。
..。やっぱね、見知った解説陣だと、見てるこちらと盛り上がるところが同じなんですよね。アウトサイドではそれなりにやれるとはわかっているわけで、そんな中で、日本が恐れずにインサイドで勝負してシュート決めるとね、そりゃ「っしゃ〜!」と思うわけですよ。あと、日本のジェリコ監督は点の取り合いになると力負けすると思ってか、じっくり攻めることを考えていたようだが、僕や解説陣は、むしろトランジション(切り替え)を多くして、点を穫りに行ってほしいと思う訳で。じっくりした展開だと、やはり体格差の問題が出てくるわけで、特に守備においてはね。リバウンドでは苦労したしね。それでもベースなるのは守備があってこそなので、対格差があるとは言え、たしかにジェリコ監督はよく鍛えていたと思わされたね。