僕はサッカーの応援のとき、相手にブーイングとか、野次とか(根底には、相手チームに対するリスペクトの気持ちがあるし)あんまりやらないなぁ...。相手選手がうちの選手にケガさせたり、ケガさせそうなファウルをしたときには怒るけど。むしろ、審判に対するツッコミが多いかな?
 ところで、僕が高校2、3年を過ごしたクラスは、Nホーム(組)でした。「N」っていうと、なんかすごくクラスが多く感じられるかもしれませんが、一般的に言えば6組に当たります。中高一貫教育で、中等部のA〜E組(中等部は5組まで)と区別するためだったかも。で、高等部は、T,H,O,K,S,そして、N。Tは、高校の名前から。断じて土佐丸(ドカベン参照)ではありません。で、校訓?の(なんか時代的だけど)報恩感謝の略。で、最後のNは、当時担任を受け持つことになった世界史の先生のイニシャルというが本当かどうか(苦笑)。(ちなみに、僕の担任はY先生だったけど)
 で、そのN先生は、むかし応援団の顧問だったということで、こんなエピソードを語ってくれました。それは、野球部の応援のときに、団が「(相手校)負けろ!」って声をあげたらしい。それに対し、N先生は「相手が負けろ、ってのは、それが応援か!うちが勝て!で良いだろ!」と、怒ったらしい。結果として、同じことかもしれないが、僕はすごく納得したことを覚えている。
 そんな僕の応援は、鹿島アントラーズの勝利を祈っており、相手チームの敗戦をのぞんでいるわけではない。
 余談ながら、うちの運動会(体育祭とは言いません!)は、完璧縦割り対抗戦!学年に限らず、高等部は赤、白、緑、紫、黄、青の6色に分かれ、中等部は一つの学年のうち、一つのクラスがたとえば「赤白」組となり、その組の得点が、赤チーム、白チームに同時に加算される、って形でやってましたね。だから、この期間は、部活の先輩との距離が、ちょっと近くなりますね、同色なら。この運動会、地域では祭り扱いでして(苦笑)、グラウンドにはアイスクリーム屋さんとか出店するし。別に、本校の保護者や兄弟でない方でも、誰でも遊びに来られるという、ほんと、お祭りですね。むしろ、私立校だから、遠隔地から通ってくる生徒が多いわけで、地元のみなさんが観に来てくれるからこそ、盛り上がるというわけで。夏休み明けには、生徒会の代表が、ちょっとしたお菓子をもって、ご近所を「今年も騒がしくなりますが、よろしくお願いします」と、ご挨拶にまわります。
 だいたい、秋分の日にするんだけど、それに向けて、2学期の頭から、高校三年生は受験勉強そっちのけ(あ、授業はちゃんとありますよ。で、夏休みはみんな根を詰めて勉強してるわけだから、ちょうどいいリフレッシュになるのです。で、この「祭り」が終われば、また受験勉強に集中です)で準備に没頭します。卒業生の建設会社から足場ヤグラの提供を受け、4段のヤグラをくみ上げ、その前にはりぼてのデッカ〜イモニュメント?を作り、それが各組の応援席になります。もっとも、中3以上の生徒の、半分近くは、用具係とか、案内係とか、何かしらの役職につき、それぞれのテントに詰めることが多いので、その応援席には中等部の生徒が座ることが多いかな?もちろん、そのヤグラの屋上?には、応援団が陣取ります。その役職は、たいてい体育会系の部活に所属しているものが任命されますが、その振り分け方は謎(苦笑)。僕は中3〜高3まで審判部でした。毎年同じ部門にいるから、翌年も何をやるべきか承知済みってことで、他の部署ともども生徒による自主運営が当たり前。だから、この運動会、先生方が一番リラックスして楽しんでる、っていうか、高見の見物です(苦笑)。唯一の例外が、高3男子の騎馬戦の審判。こればっかりは、下級生がヒートアップする先輩を抑えることは不可能なので、本校体育教師&体育会系クラブ顧問の先生方(ってだいたい社会科)が総動員されます。こんなこと書くと、キッチリしてそうに見えますが、そこはそれ、「祭り」ですから。どの競技は誰、と割り振っていても、それぞれが競技者でもあったり、どっか遊びにいったりしてるから、よく人が足りなくなって(苦笑)、そこは臨機応変に。僕はよくテントに詰めていた(だって涼しいし、冷たいお茶もあるし)ので、よく手伝ってましたね、いろいろと。あれから歳月は流れたけど、いまも(良い意味で)アホなことやってるかな?うちの母校は...。