インタビューあれこれ

 世界水泳モントリオール2005大会で、かねてから応援させていただいている、中西悠子選手がバタフライ200Mで、銅メダルを獲得しました。
 http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headlines/swim/20050729-00000011-spnavi-spo.html

おめでとうございます!
その直後のインタビューも、いつものように率直で、カラっとしてて、好感もてるナイスなものでした。
メディアのみなさん方にも「受け」が良いんですよね〜。ちなみに今回、日本チームの女子部(?)の主将でもあります。

 それにひきかえ、われらが鹿島アントラーズの小笠原の愛想なしのインタビューは...しかも、昨日のマンU戦後は格別でしたね。ああいうインタビューは、サッカーにあまり興味がない人に向けてるようなものだから、もうちょっと気の利いたことを言ってくれても良いような。(逆に、サッカー好き、というか、鹿島サポからすれば、この超人的なスケジュールをこなしてる満男には、試合後はとっとと休んでいただきたいと思う。ちなみに、満男や、本山以外は、今日から一週間のオフだそうな)うってかわって、本山のインタビューは、解説の井原さんいわく「ほのぼの」したものに。そのインタビューが終わるころに、ファーディナンドが歩みより、神妙な顔つきで本山にユニフォームの交換を頼んでました。随所に面白いプレーがあったものの、後味の悪さもあったこの試合ですが、このシーンで救われたかな?
 昨日も書きましたが、面白いゲームではありましたよ、ほんと。C・ロナウドシザーズこみのキレキレのドリブルや、そしてチームとしての「疾さ」!マイ・ボールになったら、あっというまにC・ロナウドやギグズなんかが鹿島のゴールに接近するんですよね。
 一方、鹿島のスタメンは、大岩の代わりに入った羽田をのぞいて持ち味発揮。鈴木といまひとつ合わない野沢も、後ろ向きにボールを絶妙のトラップでもらいつつ反転してシュート(惜しくもキーパー正面)とかあったしね。フェルナンドはいつになく自重して守備重視。その分、青木のセンスが活きた。右は、アリじゃなく内田...で正解だと思う、スピード勝負だからね。内田なりにがんばったと思う、新井場もね。さすがに守備もいそがしく、あんまり前でからめなかったけど。ソガは、ミス・キック(の処理も自分でしたけど)一本あったけど、あとは守護神ぶりを披露。そして岩政!大岩の分も体を張って立ちふさがった。交代で入った中では深井がナイス!微妙なバウンドを「あの」ファーディナンドと競り合って、あわやのシーンまでもっていった。でも、フリーのヘディングは決めてほしかったなぁ...。師匠も、豪快なシュートもあったしね、復活してほしいです。あと、アラン・スミスの卑劣なキックに怪我しなかったのは、さすが師匠のフィジカルということで。
 で、二枚看板は...別格でした...。

 話はもどりますが...小笠原満男が、愛想悪くなるような、しょうもない質問をインタビュアーがぶつけていたのも事実。こういう時のインタビュアーって、彼(女)が勝手に考えたコメントを選手から誘導するような質問をぶつけてきますよね。
 おそらく、彼が求めていたコメントは、「プレミア・リーグの強豪たるマンUに勝てて、自信になりました!」だったのでは?
 で、彼がした質問は、「マンUに勝った、ということに、どんな意義がありますか」みたいな感じで。
それに対して満男の応えは...
「別に...」

よく、日本のサッカー界は、「選手たちのレベルが上がったものの、審判のレベルが...」みたいな話を聞く。
でも、一番停滞しているのは、メディアではないのだろうか?
鹿島の、少なくとも小笠原や本山といったあたりは、世界のトップレベルに挑むべきポジションにあり、まちがいなく、挑む資格がある。そんな彼らが核となり、そしていまリーグ首位にある鹿島アントラーズが、「胸を借りる」試合をするか?
相手がどこだろうと、勝ちにいくよ、鹿島アントラーズは。
ましてや、コンディション不良のマンUに勝ってあたり前でしょ?こちらは、代表合宿からわざわざ二枚看板を呼び戻してるんだから。
僕としては、もしもこの勝利でリーグにおける勝ち点3をもらえるなら有意義なんだけど(苦笑)。

あと、満男の名誉を守るために。
「別に...」の後、何か言いたげなイントネーションでした。
もっと聞き出してみてほしかったな、インタビュアーだって、プロならば。

最後に、マンUの皆さんに一言。
「強くってゴメンね」