シャッフラー、あるいはシャフラーで...。

 iPod shuffle 512M、手放せません。
 仕事柄、「iPodって、どんなもんやろ?」と、けっこう本気で購入を考えた昨年...。
ただ、本体価格どころか、バッテリーの交換が高価と知り、見送っておりました。
 しかし、1月の半ばくらいに、携帯のメールニュースで、このiPod shuffleのことを知り、その場で携帯電話越しにアップル・ストアに衝動注文!サイズや、スペックなど、ある程度のことを聞いて即決!待てば待つほど、入荷も遅くなることは予想済みでしたからね。もっとも、その段階では画像すら見てないわけですが、デザインは「ぶっさいく」なものはないだろう、と、アップルを信じました(苦笑)。その晩、帰宅してネットで確認。納得しました。
 で、届いてからいろいろ試してみましたが、納得の逸品ですね、これ(笑)。
 もっとも、このプレイヤーに、多機能を求める方には向いてませんけどね。おそらく価格設定の問題で、いろいろ機能をそぎ落としたはずだと思うのですが、それをひらきなおって(?)「シャッフル」を前面に出すのが面白い!「シャッフル」だから、中途半端な液晶画面もいらない(?!)とも言えるし...(苦笑)。そんなアップルの「遊び心」が好きな方なら、楽しんで使えると思います。
 ちなみに、職場のスタッフに見せたら、「オモチャみたい」って言われたので、ちゃんと訂正しときました。
「オモチャ『みたい』じゃなくって、これ、ほんとうにオモチャだよ」って。ほんと、この手軽さとワクワク感は、オモチャ以外の何ものでもない!
 そんな風に遊び感覚で使えるのも、制御ソフトともいうべき「iTunes」が便利だからかもしれませんね「シャッフル」と言っても、512M or 1Gの小容量と言っても、「iTunes」と連携することで、文字どおり「シャッフル」で楽しんだり、「いま」聞きたい曲をPCでささっと選んで、iPodシャッフルをつないで、(容量も少ないわけだし)すぐに転送完了...。
 オリジナルのiPodが、「自前の音源をすべて持ち出して携帯できる」が理念だとすれば、シャッフルはその日その時の「ノリ」で、音楽と身近につきあえるというか...。簡単に転送できるので、容量の小ささはそれほど感じません。(つまり、イメージとして、自宅なりにあるPCのHDとつながっているという感触です)
 それに、このスッキリとしたデザインとコンパクトさは本当の意味での「携帯」プレイヤー。
いまはコートやジャケットの下に隠れていますが、春になると、首からつりさげてる「シャッフラー」あるいは「シャフラー」(造語by WISH)の姿を多く見かけること、想像に難くありません。
 ところで、このシャッフルのバッテリーが充電を繰り返すうちにだんだんヘタレてくるはずですが、そこらあたりのことをアップルが未だにシステムを組んでいないことに対しても、「ったく、しゃ〜ねえなぁ〜、アップルは.....」と苦笑いできるほど、余裕をもってつきあってあげてくださいませ。
 具体的に言うと、現在、シャッフルは、修理すら行われておらず、初期不良には交換で対応しています。単4電池を用いるバッテリーパックもオプションでつけられますが、将来的に交換バッテリーが高価となった場合、(ちょっともったいないけど)いっそ買い替えてもいいかな、と思って、僕はあえて512Mにしました。
 音も、想像していたよりは、悪くありませんでした。MDの音質で問題ない方は、充分楽しめると思います。標準でついてくるインナーイヤー型ヘッドフォンは、コードが長いこともあり、自前のものに換えちゃいましたが。
 あと注意点として、対応OSが、一応WINでは2000 SP4、XP SP2となっており、たとえばXP SP1は、保証外となっております。とは言え、多少「?」はありますが、僕のDELLのノートのXP SP1では使えました(メインで使っているのはeMac OSX10.3.8ですけどね。なお、僕のeMacなどで使うには、USB延長ケーブルなどが必要ですが、「いっそのこと」と思って、セルフパワー・タイプのHUBを買って、ちゃっかり充電器にしてます。(なお、USB2.0となっていながら、Macにつなげると1.1にしかならないHUBが多いので、購入を考えている方はご注意を!)
 結論として、このシャッフル、(バッテリーなどの)問題がない訳ではないので、「買い」とは断言できませんが、「あり!」だと思いますし、僕はいいものを買った!と思ってます。
あと、私見として、値段のこともあって512Mをオススメします。容量にこだわるなら、やはり液晶もあったほうが便利だと思うし、多機能な他のモデルが良いような...。
もちろん、お金に余裕がある方は1Gで...。とは言え...メモリースティックでもあることを考えれば、十分に価格破壊商品ですが...。