点検のための点検じゃ、意味がないだろう!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040810-00000050-mai-soci より抜粋します。

福井県美浜町関西電力美浜原発3号機の2次冷却系の配管が破損し、高温蒸気が噴出して作業員4人が死亡した事故で、同社は昨年11月に破れた部分が計画的な点検が必要な個所と把握しながら、今月14日から始まる定期検査まで、何もせずに運転を継続していたことが10日分かった。関電が会見で明らかにした。同社は管理上のミスと認め、破損状況からみて、材質や構造上の問題で配管の肉厚が摩耗して薄くなる「減肉」が原因で破損した可能性が高いと発表した。(中略)
 
 関係者によると、86年の米国サリー原発で今回と同様の事故が発生した後、国内の加圧水型原発を持つ原発事業者は国の指導を受けて主要な系統については肉厚を定期的に検査する指針を作成。特に配管の口径や曲折部など流量が変化する部分については冷却水の渦流によって減肉しやすいため統一的な管理を行っていたという。
 関電によると、今回破損した部分は、昨年4月、下請けの検査会社が検査対象として未登録だったことに気づき、同年11月、関電に連絡があった。同社は今月14日から始まる定期検査で超音波探傷検査を行う予定だった。登録漏れは他のプラントではないという。」

だ、そうだ。