モチベーション

 第84回日本選手権水泳競技大会(競泳競技)*1、女子バタフライ100mで、中西悠子選手が見事、日本記録で優勝し、派遣標準記録を突破して北京オリンピック出場を決めた。
 中西選手がほんらい、得意とするのは200m。培ったスタミナと、持ち前の根性で後半追い上げるそのレースはいつもスリリング。前回アテネオリンピックで銅メダルを獲得した後、中西選手はさらなる高みを目指してスプリント能力を上げるために、あれだけのキャリアをもつにもかかわらず、コーチ達とともに大胆なフォーム改造に挑んだ。そのために一時は勝てない時もあったのだが、やがて今年初頭の短水路で結果を出し、見事に本日の優勝につなげたわけだ。
 今日の放送をご覧になっていた方は、アナウンサーも解説者も、中西悠子選手を一番手にあげていなかったことに気づいたでしょう。そして、まさしく「タッチの差」で、優勝をもぎとった。解説の方によると、タッチは同じでも、勢いのある中西選手の方がぐっと強くパネルを押せたぶん、ゴール判定のシステムが先に作動することになるのだそうだ。
 さて...次は得意な200m...いまからどんな泳ぎを見せてもらえるのか、楽しみです!
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