思えば遠くに…

昨晩、ミュージック・ステーションを観たが、自分がCDショップでの仕事を辞めてから、随分と…テレビを中心としたJ-POPから遠ざかったんだな、と気付いた。それほど、「変わってなさ」に驚かされた。
再来週はスペシャルということだが、出演するアーティストの代わり映えのなさ…唯一よくわからないのがジャニーズの新ユニットか。もちろん、ベテラン勢が元気というならそれでも良いのだが、新陳代謝がないと、シーン全体が沈みこみかねない。

ところで、CD売上げではなく着うたで盛り上がっているのは少し寂しい。ユーザーに権限が委ねられるiTSとは違い、着うたって窮屈で、その場かぎりの使い捨て感が強いんですよね(LISMOって使いにくくて…)。それだけ、パッケージとして残しておきたいと思わせられる作品が少ないのかな?

次に。今年のキーワードが「カバー」だそうだ。正直「へっ?まだやってんの?」って感じ。カバー自体が悪いとは言えないが、オリジナル作れない間の場繋ぎ感があるんですよね…(もちろん、佐藤竹善とか、丁寧に丁寧に作ってる人もいますよ)。カバーアルバムが流行り始めたの、大分前からじゃん。逆に、複数のアーティストが参加する、トリビュート・アルバムは面白かったりするんだけど。
ただ、この「カバー」を紹介する中でALLiSTERのJ-POPをパンキッシュにアレンジし、日本語で歌ってる映像が流れたのだが、出演者の多くがその映像を笑ってた。全力でカバーするALLiSTERをかっけ〜!と感じた僕にはその嘲笑にも似た笑いの意味がさっぱりわからん!あんたらだって、外国の歌をカバーすることあるでしょ?それって、なんぼのもん?とか思った。
その映像では、ボーカルがJ-POPに感銘を受け、日本語を必死にマスターしたこと、ELLEGARDENとともにライブで全国をまわった際、そのカバーで大いに盛り上がったことを伝えていた。そのコーナーを担当したスタッフの心意気を聞いてみたい。
とか言いながら、Coccoの歌は良いよね〜とか、新垣結衣に歌わせるなら、もっとじっくり環境を整えてあげれば…とか、いろいろ面白かったのではあるが。

ただ…音楽って個人の趣味だからと言ってしまえばそれまでだが…夜毎行われる小さなライブハウス、クラブでのライブ…全然楽しいのですが…あ、CMAで準グランプリを獲得したAjara、動画で観られるそうですよ。残念ながら入院中の僕は観られませんが、良かったら彼女たちのサイトからリンクをおっかけて、感想をカキコんであげてください。