帰るべき場所

入院して約三週間。さすがに各種口座の状況も確認しておきたいので、外出申請すると、あっさりOK。むしろ、「明日角膜掻爬するから、今日のうちに行っといて」と主治医の先生。

ルンルン気分で身支度を整えて、久々に繰り出すも…なんか微妙な違和感。もっとウキウキするとおもったんだけど…。iPod nanoから流れるブランキー・ジェット・シティーの『悪い人たち』がシニカルに響いたのかな?
郵便局の通帳記入すると合算って…未記入がたまると郵送されるの知ってたけど…で、事情話すと窓口で打ち直してくれてラッキー。
銀行行って、ジュンク堂書店行って、思わず『花とゆめ』を見つけるも、これを病室にもってかえれんよな〜それに、先号も読んでないし、と、あきらめて、田中芳樹を一冊購入。コンビニでちょっと補給してとんぼ帰り。ええ、一時間ですもの。

病室に帰り、なんであんまりワクワクしなかったのかな〜と考えた。もちろん、ここが住み慣れた街ではないけれど、やっぱり僕は、「人の中」に生きてるんだと思った。
お見舞いに来ていただいたり、そんな方々から「〜が心配してるよ〜」と聞いたり、メールいただいたり…
そんな人たちの中にもどっていけたとき、本当に「帰ってきた」と実感するんだと思う。