非英語圏のディスアドバンテージ
入院中(しかも眼科だが)、本を読んだり、携帯電話(W51SA)でメールしたりWeb見たりと、けっこう文字をおっかけてる。よくさいきんの子どもたちは本を読まないと言われる(だいたいこのアンケートは怪しい)が、文字自体は読んでるんじゃないかな?(って、これこそ印象に過ぎないが)
昨夜から今朝にかけてお借りした『ウェブ進化論-本当の大変化はこれから始まる』(2006、梅田望夫、ちくま新書)を読んだ。これは以前(僕の好きな羽生義治が帯にコメント寄せてたし(苦笑))読んでいたものだが、いま読み返すと気付かされることが多い。その中での、話の本筋とはズレるが、非英語圏のディスアドバンテージがどうなるか?、ということに思いを巡らせた。
現在、ITの分野でインドの躍進が目覚ましいのだが、ネットワークによって地理的な垣根がなくなり、インドにいながらにして、世界規模で「ソリューション」をこなしていく。
いま、日本の英語教育はコミュニケーション重視にシフトしているが、コミュニケーションの中で、読み書きの重要性も認識しておくべきだろう。オペレーターならともかく、WEBに接することで英語を読む機会って増えてるのではないだろうか、ちょっとしたエラーメッセージなんかも含めて。
マーケットとしても、英語圏を相手にするのに対し、日本語のみをフィールドにしてはどうしようもない時代が目の前というか、すでにきているのだろう。
今後、ディスアドバンテージを少しでも埋めていくことを、ISPやSNSが、日本語でつくったものを簡単に英語に変換するもの(翻訳レベルではなく、日本語のWEBページをレイアウトをほぼそのままで英語版にする)を提供したりするのか?
逆にGoogleがいまとりくんでいるといわれる翻訳を組み込んだものが、日本語の壁を「あちら側」から崩すのか?