放置

 出血などの症状を訴えた奈良県橿原市の妊娠中の女性を受け入れる病院が見つからず、死産した問題*1で、昨年8月にの、同じ奈良県大淀町大淀病院で分娩中に意識不明となった女性が計19病院に転院受け入れを拒否され、収容された病院で、出産から8日後に死亡したケース*2を思い出したことを、昨日ブログに書いた。
 この件に関してテレビのニュースで知ったのだが、「奈良県は昨年11月に、妊婦、出産にかかわる救急医療体制について検討する対策会議を設ける、と発表したにもかかわらず、行っていなかった」そしてその理由が、「亡くなった女性のご遺族が当の病院を訴え、それに『対抗』するようなことをしたくなかった」と述べているが、「ご遺族が訴えたのは今年の5月」ということだ。ご遺族の意向に「対抗する」ってどういうこと?とか、もっと詳しく、否、わかりやすい日本語で報道してほしかったが、この奈良県の行動は、舛添要一厚生労働大臣に泣きつく前にやることがあったのでは?と、思わざるを得ない。