AS HORIZON No.4

 『國府田マリ子のGM』というラジオ番組にかつてあった、「GM伝言BOX」というコーナーで告知が行われていたリスナー有志を中心としたサッカー・サークル、通称「GMサッカー」。ほぼ、月一回のペースで行われたていたものが、五周年を迎えた。それを機に、その常連メンバーで、正式に「チーム」を結成することになった。チーム名は、『AS HORIZON』。ASは、英語で言うと、association of sportsになり、HORIZONは、彼女の代表曲であり、『GM』では長きにわたってエンディング曲として使われていたものだ。
 実は、このチームの話を最初にお聞きしたときに、僕は参加を見送った。丁度、仕事のスケジュールが変わり、「GMサッカー」自体に参加することが困難となったからだ。しかし、試合自体は、現在の休日である日曜日に行われる可能性が高いということで、参加させていただくことになった。その時空いていた背番号の中から、4番を選ばせていただいた。これはこれで、僕なりの僕に対する決意表明になるのだが...目指すは大岩でもなく、ファビでもなく、奥野ということで。本来、これは守備の要がつけるべき番号だが、僕はまだまだディフェンダー見習いレベル。今後は、味方に信頼され、相手に嫌がられるところまで登っていきたいと思う。で、ユニフォームは、ポルトガル代表の、「赤」を基調としたものになるということだ。これは、さすがにアニメ好きのサークルと言うべきか、『ガンダムSEED』のザフトの「赤」に近いというのがその理由だ。
 それにしても...ユニフォームって、久々というか、はじめてというか...。もともと僕は『ユニ』っていうのが嫌いで。とは言え、「それ」を着ると引き締まる、という感覚があることも事実だ。高校のとき、剣道部としての「ユニフォーム」はなかったけれど、胴着の左肩につける「T高」の肩章(?)や、レギュラーの証、赤い「胴」をつける時は気合いが入ったものだ。そのありがたみ、というか、意義を教えてくださったのは、ある先輩方で...幽霊部員というほどではないが、あまり練習に来られなかった方たちで...。卒業アルバムの撮影にこれらたときに、「『赤胴』つけるの、これが最初で最後だ」と感慨深く語っておられて...。伝統などと大袈裟なことは思わなかったけど、代々受け継がれてきた『赤胴』が象徴するものに敬意をもったのは、その時がはじめただったと思う。


旧日記『つらづら草』より転載